ARROWS Z ISW11Fの発熱問題で思うこと:モバイルタンク4
12月14日投稿記事のコメント欄ではこう書いた。
「ARROWS Z ISW11F」、本体発熱時に充電や一部機能が停止する事象発生
ソフトウェアトラブルなのかハードウェアトラブルなのかは記事からは判断できないけれど、経験的にはソフトウェアアップデートなどで改善される可能性は低いかなって思っている。事象は富士通も把握しているので、いずれ解決されるだろうけれど、初期製品購入者のモデルが抜本的に改善される可能性は?????(引用終了)
PCマニアならば直感的に分かるだろうけれど、発熱問題の抜本的な改善をソフトウェアアップデートに期待するのは酷というもの。なのでau ARROWSに発生する発熱問題はまあ解決できないだろうな、初期スロットがはけて一段落した後に徐々に改善されるんではないのかなと思っていたら、ITmediaに次のような記事が掲載されていた。
ARROWS Z ISW11Fは温度が上昇しやすい仕様
2011年12月22日
KDDIによると、ISW11F本体の温度が上昇しやすいのは「デュアルコアCPUを備えていることに加え、本体が薄く、防水性能を備えているので熱が逃げにくいこと」が影響しているという。「(発熱時に充電や一部機能を停止する旨の)注意書きを同梱したのは、お客様に注意喚起をするため」。温度が上昇しやすい"仕様"であるため、ソフトウェアアップデートなどで改善されることもないとのこと。(引用終了)
鋭い睾丸の痛み
簡単に言えば、発熱問題は改善される見込みはないので、初期製品を購入した人は発熱問題で文句を言わないで下さいね、ってことなのだろうが、でもなあ、そう言われても購入しちゃったんだからなんとかしてよ、と言いたくなるのも人情というもの。
ちなみに米国では車に関しては初期製品の品質調査レポートが毎年発表されており、関心ある方は記事文末を読んでいただきたいのだが、要するに【新車購入者の購入後90日間における不満を調査し、ブランドのランキングを作成して発表している】のだ。利用者からすればこういう品質調査レポートは大歓迎。メーカー開発者からすれば針のむしろに座らされているようなもんで、ここ日本で期待するのは望み薄って� �うものだが、もし国内発売の全携帯電話の購入後90日間の品質レポートなるものが、公の機関で作成されたとしたら富士通東芝はかなりマズイかも・・・・・なんて思ってしまった。
厳しい言い方をすれば宣伝文句を優先するあまり、何でも入り携帯を作り上げる途中過程段階であるにも関わらず、見切り発車してしまったと捉えるのが正解だと思うが、個人的な見解を述べると、これは完全なモグラたたき。
CLAめまい
どういうことかというと、防水機能を保持するとなると、必然的に本体は薄くなり熱を逃しにくくなる。熱を逃しやすくするためには、本体10ミリ厚からもう少し厚くすれば良かったのだろうが、兄弟機種であるARROWS
X LTE F-05Dは【Xiスマホで唯一の10ミリ切りである9.9ミリ】を謳い文句にしているだけに極力9.9ミリに厚さを近づけたかったのだろう。
ARROWSの発売前動画を見ていると、少々モッサリの感が無きにしも非ずだが、となると画面のもたつき、カクカク感を無くすためにはCPUパワーを上げるか、でなければバッテリーの大量消費により動作速度を改善するしか方法はなくなる。するとバッテリーは見る見るうちに減少していき・・・・・つまり一つの問題を改善しようとすると他の場所で想定内外を含む諸問題が同時多発的に発生するモグラたたきと似ているような気がするが、その調和をどこに求めるかで社内でも相当の議論が交わされたのは間違いない。
なんとか解決方法はないのかとネットを巡回していたら、次のような記事を見つけ� �。
もうカクカクとは呼ばせない。Arrows ISW11Fを超速のサックサクにして、バッテリー長持ち、温度も下げちゃう。あのiPhoneを今すぐ超える?マル秘テクを伝授!
深い呼吸の減量
もちろんARROWS Z ISW11Fは所有していないので実験することはできない。従って試される方は自己責任でお願いしたいのだが、読んでいて思ったのは、不要不急のアプリを削除するだけの至極簡単な方法だ。もしこれだけでARROWSの短所が改善するのであればトライする価値は充分あるかと思うが、でもこれってPCマニアならば誰でも知っている方法だ。
新しくPCを購入したときに何を最初にやるのかは人によって異なると思うけれど、私の場合は電源を入れると同時にまず最初に初期化を行う。いきなり使い出すのではなくて、余計なものを根こそぎ削除するのだ。なぜならばメーカーお仕着せのPCは一体なにが入っているのかが皆目分からず、間違っても一生使わないソフトが山のように入っているからだ。
自分の知らないところで、つまりバック� �ラウンドで働いている余計なソフトを全て削除すれば、その分動作が軽くなるし、処理速度も向上する。なんだ、同じことをAndroidでもやればいいのかと教えられた次第だが、いずれにしても初期スロットを購入するのか否かはやはり自己責任。いまは様子見が正解なのかもしれない。
2011年12月02日 iPhone4S 対 ARROWS Z ISW11F
2011年12月10日 ARROWS X LTE F-05D予約受付開始狂想曲
2011年12月14日 ARROWS Z ISW11F発売前狂想曲
2011年12月18日 ARROWS F-05DとOptimus L-01Dを安く購入する方法
初期品質調査【新車品質調査】
米国の調査会社、JDパワーアンドアソシエイツが毎年発表している米国内で発売された新車のブランド別顧客満足度調査のこと。新車購入者の購入後90日間における不満を調査し、ブランドのランキングを作成して発表している。すべての自動車ブランドを対象とした総合ランキング以外に、「コンパクト」や「ラージ」といったタイプ別のランキングも発表される。
JDパワーアンドアソシエイツ社は、自動車だけでなく様々な分野の顧客満足度を独立的、中立的立場で調査している。自動車分野では新車品質調査以外にも、購入から3年が経過した時点での不満をを調査した「耐久品質調査」を行っている。これらの調査のランキングはニュースなどで広く取り上げられ、メーカーやブラ� �ドのイメージや販売実績、消費者の製品選択にも大きく影響している。
日本では、JDパワーアンドアソシエイツ社の完全子会社であるJDパワーアジアパシフィックが、日本の新車品質調査などを行い、発表している。
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